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製品中のPFOA分析

PFOAとは

PFOAはこれまで、防汚・撥水・ツヤだしなどを目的に様々な製品に幅広く使用されてきました。身近な用途では、フライパンのテフロン加工や衣類の撥水剤があります。環境中での難分解性や生物体内への長期的な蓄積性が世界中で問題視されており、2019年5月ストックホルム条約(POPs条約)の付属書A(廃絶)に追加されました。EU(欧州)では、2020年7月から「PFOA及びその塩を25ppb超含有する、あるいはPFOA関連物質を合計1000ppb超含有する混合物や成形品」の製造及び市場流通が原則禁止とされています。

フライパン
パーフルオロオクタン酸
パーフルオロオクタン酸(PFOA)

製品中のPFOA分析フロー

試料を溶媒抽出しLC-MS/MSにて測定します。CEN/TS15968を参考とし、試料に応じて分析方法をご提案致します。

試料粉砕(固体は凍結粉砕) 超音波で抽出 遠心分離(上澄み使用) 濃縮 固相カラムによる精製 LC-MS/MS測定 メタノール 内標準物質の添加
LC-MS/MS装置
LC-MS/MS測定装置
凍結粉砕器
凍結粉砕器

製品中のPFOA分析料金

対象試料 成分の定量下限値 料金(税別)
製 品 10ppb 40,000円

※ 試料由来の夾雑物の影響により、上記記載の定量下限値を確保できない場合があります。
※ 製品の例(ポリマー加工品、フッ素系樹脂材料など)